ニューサウスウェールズ州 ≪ 広大な国土で造る オーストラリアワイン特集 ≪ 生産地特集一覧 ≪ 特集一覧 ≪ 
面積 80万1600k平方メートル(日本の約2倍)
人口 665万7351人(2002年9月現在)
州都 シドニー(Sydney)
州都の人口 398万6700人
州花 テロペア:1962年設定
州の動物 カモノハシ:1971年設定
ニュー・サウスーウェールズ州にはオーストラリアの総人口のおよそ3分の1が生活しています。盛んな農業、放牧業、鉱業に加え、広範な製造業の基盤があり、またメディアや映画、ソフトウェア産業などのサービス業も高度に発展しています。

ニュー・サウス・ウェールズという州名は、イギリスのジェームス・クック海軍大尉(後のCaptain Cook)が1770年の探検航海の後、大陸の東海岸全体に付けた名前です。 州都シドニーは、ヨーロッパからの最初の入植地であり、現在は100以上の国からの移民で構成される多民族社会を抱えたオーストラリア最大の国際都市となっています。

シドニーの名所ないし名物には、クリケット競技場、ハーバーブリッジ、オペラハウス、そしてゲイ・レズビアン・マルディグラ(毎年開かれる同性愛者のカーニバル)などがあります。また、オーストラリア最大の国際玄関口であるシドニーは、2000年オリンピックの開催地でもありました。

オーストラリアのワイン産業の起源は、ここニュー・サウス・ウェールズ州(以下NSW州)にあります。ブドウの栽培は1790年代にシドニー周辺で始まり、1820年代になってハンター・ヴァレーに広がりました。同州のワイン産業は現在もハンター・ヴァレーで盛んであり、13の高級ワインの産地を有しています。NSW州は、良質のワインから酒精強化ワインを含む濃厚な味わいのデザートワインまでの生産に最適な気候に恵まれ、現在ではオーストラリア国内の23%の生産量となっています。
シドニーから北へ車で約2時間半のローワー・ハンター・ヴァレーにあるビンバジン・エステートは丘の上に建つ美しいワイナリーです。

「ビンバジン」とは先住民アボリジニの言葉で「美しい眺め」を意味しますが、ビンバジン・エステートはまさにその名の通りすばらしい眺めが楽しめるワイナリーです。

ワイナリーのとなりにはレストランや宿泊施設を併設し、ベスト・ツーリズム・ワイナリー、ベスト・ワイナリー・レストランなど数々の賞を受賞しています。ワインのスタイルは果実味を大切にしたフレッシュなタイプが多く,海外からもすばらしい評価を得ています。

特に2004年ボトリティス・セミヨンが昨年イギリス、デカンター誌の「ベスト・デザートワイン」に選ばれてからは、ワインが国内外で即ソールド・アウトになるなど大変な話題となりました。今後もますます期待できるハンターを代表するワイナリーです。
ビンバジン・リッジ セミヨン・シャルドネ ヴェルデーリョ ・・・ 1,580円
ビンバジン・エステート シャルドネ ・・・ 1,980円
ビンバジン・エステート セミヨン ・・・ 2,350円
ビンバジン・リッジ シラーズ・カベルネ・メルロー ・・・ 1,580円
マイオールロード ボトリティス セミヨン ・・・ 2,100円
レイクスフォリーはマックス・レイクとその家族によって1963年に設立されたハンターヴァレーのワイナリーです。そして、赤、白の2種類しかワインを造らないということを初めてオーストラリアで行ったワイナリーです。

赤はカベルネブレンド、白は100%シャルドネからなり、ぶどうは全て自社畑のものを使っています。

2000年5月にはワイナリーはピーター・フォガーティ氏に引き渡されました。ピーターはフォリーの経営信念をそのままの形で引継ぎたいという強い意志を持っていたため多くの中から彼に選ばれました。そして6年経った今、レイクスフォリーはこれまでとなんら変わっていません。事業を拡大する予定はありませんし、この小経営のままが一番なのです。

総生産量は4500ケースほど。約1/4がシャルドネです。赤が一種白が一種、同ヴィンテージ、同価格ということを実践しています。(人生はそのままで充分複雑すぎるもの・・だからシンプルにという考えのもと)。

最も大切なことはぶどうの品質であり、畑から瓶詰めまで細心の注意を払ってワイン造りをすることです。畑における品質は主にそのテロワールから由来します。

古樹から実るブドウは、現在では低収量高品質の果実を自らの備わった力で生み出すことが充分にでき、天候の難しい年でも安定した品質のぶどうを生み出すことができます。

ワインの醸造方法はとてもシンプルです。手摘みでやさしく破砕、赤は伝統的な開放樽での発酵そして樽熟成。白のシャルドネは長めに澱と寝かせます。フレンチオークを使用し、白、赤ともに小樽での熟成、そして手詰め。それだけです。(これ以上でも以下でもなく)。

そして、すばらしいワインとして必要な本当のクオリティーとはどの品種を選び、どこに植えるのか、それを探し歩き、実際に掘ってみることが必要である。ぶどうの凝縮性のための選定(すなわち低収量)。味わいを左右するぶどうの仕立て方(果実が悪ければワインは悪い)、収穫の時期。完熟した果実は完熟した味わいを与える(天候が許せばの話だが)とロドニーは話します。
レイクス・フォリー シャルドネ ・・・ 7,980円
シドニーより車で西へ5時間ほどの所に位置するカウラ地区にあるウインダウリーエステートはカウラ地区初のブティック・ワイナリーです。 ワイナリーは1861年に建てられた歴史的建築物である製粉所(ミル)を改築しセラー、テイスティングルームとして使用されています。

ワインメーカーでオーナーのデイビッド・オデア氏は1959年にウインダウリーの土地を購入、1961年にホークスブリー大学農学部を卒業し、ハンター・ヴァレー近くの農場育ちのウィズと1964年に結婚後、2人3脚で穀物類を育て農場を切り開いてきました。

1980年代に入り、ブドウ栽培へと移行したことはオデア・ファミリーにとって大きな決断でした。始めは上手くいかないことも多々あり、試行錯誤の繰り返しでしたが、今ではこの地域・カウラ地区初のワイナリーとして大成功をおさめ、家族全員がワイナリーの運営に携わり成長しつづけており現在、4人の兄妹がワイナリーの軸となっています。

ウインダウリーはオレンジ地区からみると300mほど海抜は下がりやや温暖な気候になり、このあたりは非常にのどかで四季があり、野鳥も多く、ウインダウリの畑にはカンガルーや野うさぎが走り回っています。

広大な大地600ヘクタールに植えられている葡萄はシャルドネ、ソービニヨンブラン、ヴェルデーリョ、セミヨン。赤ブドウはシラーズ、カベルネソービニヨン、メルロー、サンジョベーゼ、テンプラニーリョなど。収穫されたブドウ40%ほどの優良なもののみ自社ワインとして醸造し、残りの60%は大手ワイナリーに果汁を販売しています。

大変風通しが良くブドウは年間を通して充分な日射量を得て完熟します。栽培はできる限り自然な形でと殺虫剤は一切使用されません。土壌は、赤粘土ロームの上に赤土ロームという土壌から、鉄鉱石の上に茶系砂粘土ロームという土壌まで様々。それぞれの品種は最も合った灌漑方法の土壌に植えられ、ぶどうの品質、個性を大事にしたキャノピー・マネージメントが行なわれます。

また、この地域で唯一設備の整っているワイナリーであるので数社のワインも生産しています。 この辺りは昔、穀倉地帯であったためその名残を感じる建物が点在しています。 ワイナリーのセラードアとしての象徴となっている建物も1900年代前半に製粉所(MILL)として使用されていた建物を改築しています。 その当時の名残をワインブランド「The Mill」として使用しています。
ザ・ミル・ヴェルデーリョ ウインダウリ・エステート ・・・ 1,680円
ザ・ミル・シャルドネ ウインダウリ・エステート ・・・ 1,750円
ファミリー リザーブ シャルドネ ウインダウリ・エステート ・・・ 2,880円
ザ・ミル メルロー ウインダウリ・エステート ・・・ 1,750円
ザ・ミル カベルネメルロー ウインダウリ・エステート ・・・ 1,750円
自宅はオーガニックのブドウ畑に囲まれており、1880年代に建てられたものです。以前は養豚家が所有していた農場であり、豚を放牧し飼育していました。そのため豚は農場一帯だけでなく家の周りや中まで走り回っていました。そして、未だに近隣の人たちは家に立ち寄り、窓が閉まっていると、「豚がまだ中にいるのか」と尋ねるのです。当たり前の事ですが豚はもういません。

ワイナリー名「The Pig in The House」の由来。「The Pig in The Houseヴィンヤード」はニューサウスウェールズ州のカウラの町から20キロ程離れた中央部にあります。15エーカーにわたるブドウ畑は1996年にジェイソン・オデア氏と妻のレベッカによって開墾されました。この場所のテロワールはカベルネ、メルロー、シラーズなどプレミアムな赤ワイン生産に向いていました。

当初、ブドウ畑は一般的な方法で栽培を行っていました。また、あまり手を加えない方法ではありましたが、オーガニック農法ではありませんでした。目標は住んでいる環境や自分達の信条が反映されたワインを造りだし、ケミカルフリー(化学品を使わない)で生態を考えた環境に住むことです。

そして、1999年の収穫期以降ブドウ畑と家を含む全ての環境において100%オーガニックを実践することに決めました。その後、「バイオロジカル・ファーマー・オブ・オーストラリア」(Biological Farmers of Australia)からも正式にオーガニック認定を受けました。これはブドウ畑の経営、ワイン造り、私達の生き方など全てに影響を与えることになりました。オーガニックに変える事は環境にとって、ワインを飲む人々にとって、そして次世代にとって全て良いことであると考えたのです。

そして現在、「環境保全型の生産」を実践することにより全てを証明しています。この「環境保全型の生産」はビジネスの部分からゴミの削減まで全てのことを意味します。健康的な土壌というのは有機ワイン造りにおいて建物の基礎のようなもので、畑の持続性への要点であると私達は考えています。現在は(堆肥)、(根おおい)、ビオデナミにつかう調合剤、被覆作物などを通して腐葉土とオーガニックレベルでの基礎を積み上げています。

結果として以前より使う水の量は減り、ブドウ樹の健康状態も良くなりました。肥料、防カビ、殺菌剤の代わりとしては、魚が原料の肥料、ビオデナミの調合剤、キャノピーマネージメント(樹冠管理)などを実践しています。除草剤の代わりには藁のマルチングや手で雑草を取ったり、ブドウの休眠時にはオーガニックの羊を使うなどの方法で化学品を使うことなくブドウを栽培することに成功しました。オーガニックとビオデナミを合わせた独自の栽培手法に辿り着きました。これにより、ワイナリー独自の個性あるワインを、環境と共に継続的に造り続けることができるのだと考えています。
ピッグ・イン・ザ・ハウス オーガニック カベルネソービニヨン ・・・ 3,200円
ピッグ・イン・ザ・ハウス オーガニック シラーズ
・・・ 3,200円