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大自然の恵みに活かされた良質のぶどうで造るタスマニアワイン特集
タスマニアについて
世界一、水と空気のきれいな島といわれるタスマニアはオーストラリアの1つ州です。オーストラリア本土のメルボルンからおよそ200km南に位置する島で、面積は北海道より少し小さい67,800平方km、人口は約47.8万人で、その1/4もの人々が州都のホバートに住んでおります。

島全体の1/3が、世界遺産又は国立公園や自然公園という、とても自然豊かな島です。この島の北西端、グリム岬に大気観測所があり、そこで測定される空気が世界中で最もCO2濃度が低く、きれいな空気だと言われています。

空気がきれいなため、雨水は汚れが無く、そのまま飲めます。その自然の恵みを元に育つ動植物はタスマニアの特産品として広く世界に知られています。

1番有名なのはやはりタスマニアビーフです。汚染の無い大自然に放牧されている牛は高品質のプレミアムビーフとして日本でも馴染みがあります。
またオーガニックの果物や野菜などの農作物がたくさんあり、オーストラリア本土に広く出荷されております。
タスマニアワイン
オーストラリアのワインのはじまりは、1788年に英国のアーサー・フィリップ大佐がブラジルのリオ・デ・ジャネイロからぶどうの木を持ち込み、シドニーの公邸の庭園に植えたのがスタートです。19世紀前半より、タスマニアも細々ではありますがワイン農園が運営され、長い歴史があります。しかし、「タスマニアの気候はワインには寒すぎる、ぶどう栽培適した土地ではない」という見解の元、1860年から1960年までの100年間はぶどう栽培はおこなわれませんでした。

その後、気候に関するデーターが揃い始め、多種多様な気候があることが分かり以前の見解が間違いであったことが分かりました。ぶどう栽培が急ピッチに進み、1980年代から一気にビンテージの設立が急増しました。貴腐ワインも早々と生産に成功しております。

このタスマニアの地こそ、フランスのシャンパーニュ地方やラインガウ地方やボルドー地方に匹敵する寒冷な気候を持ち、高品質の品種が生産できる要素を持っているというのが分かりました。ピノ・ノワールとシャルドネの栽培が最も多く、その次にリースリングとカベルネ系統が栽培されています。

また、ゆるやかな丘と池があらゆる所にあり、風が湿気や空気が畑にこもりにくい地の利もあります。緯度(南緯41~43度)もワイン名産地として最高の条件です。降水量・気温・きれいな土壌・きれいな空気・きれいな水と、まさに最高級ワインを製造する条件を全て満たしています!
タスマニアの噂話
アニメ・魔女の宅急便でキキが下宿したパン屋のモデルとなったパン屋さんがタスマニアに存在するという噂があります!

ロス(Ross)という小さな町にある『ロス・ビレッジ・ベーカリー』が、キキのパン屋さんではと噂されています。実はこのパン屋さん、150年もの歴史があります。オーナーの方いわく、日本人観光客が次々と「ここがキキの・・・」と来るそうです。
興味がある方はインターネットで調べてみてください。すぐに見つかると思います(笑)
ジョセフ・クローミー
ジョセフ・クローミー ジョセフ・クローミー氏はかつて一文無しでオーストラリアへ渡り、移住民としてタスマニアのワイン、ビーフ、そして土地開発産業において起業家としての頂点に立つまで成し遂げた人物です。

そして、ワインのラベルに描かれている「しっぽを2本もったライオン」が最初に現れたのは12世紀、ボヘミア王国の紋章としてでした。そしてワイナリーにとって、創設者ジョセフ・クローミー氏の功績や遺産を象徴しているものとして、ライオンが描かれています。

ジョセフ・クローミーのセラードア、ブドウ畑、そしてワイナリーはRelbiaという北タスマニアのロウンセストンから南へ15分ほど運転した所にあり、ロウンセストン空港からも近い距離にあります。ここにはクリーンで、現代的、最低限の外観、入手可能な最先端の技術を供えたワイナリーとして建設されました。

自社畑は61ヘクタール(150エーカー)になるブドウ畑と新しく完成した最先端のワイナリーを含み、涼しい気候が作るプレミアムな果実からエレガントなワインを生み出しています。品種はピノグリ、ソービニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ゲヴェルツトラミナーそしてピノ・ノワールを育てています。またプレミアムなスパークリングワインと貴腐のリースリングも作っています。今や、ジョセフ・クローミーはほんの2年でタスマニアワイン産業の歴史において最も成功し発進したワイナリーの1つとなり9つを超えるトロフィー・メダルとそれ以外に90以上ものメダルを集めました。

ブドウは、鮮魚を輸送するか心臓バイパス手術中に血液を汲み上げる技術と同等の優しいテクノロジーを使って圧搾機に汲み上げられます。そして、ハイテクのドイツ製プレス機が低圧で搾汁を可能にしより繊細な香りを備えた果汁に仕上がります。すべてのピノ・ノワールは少量に分けて開放槽の発酵タンクで発酵させ、ジョセフによって共同開発された空気を送り込む機器は、優しく果皮を沈め、発酵間の色素とタンニンの抽出を管理するために使用されています。ワイナリーにあるすべての機器や工程は、高品質で冷涼気候であるタスマニア産果実の繊細な品種の風味を考慮し配慮したデザインに設計されています。
ジョセフ・クローミー タスマニア ペピック スパークリング NV ・・・ 3,800円
ジョセフ・クローミー タスマニア ぺピック シャルドネ ・・・ 2,700円
ジョセフ・クローミー タスマニア リースリング ・・・ 2,950円
ジョセフ・クローミー タスマニア ソービニヨンブラン ・・・ 2,950円
ジョセフ・クローミー タスマニア ピノグリ ・・・ 2,700円
ジョセフ・クローミー タスマニア シャルドネ ・・・ 3,380円
ジョセフ・クローミー タスマニア ぺピック ピノノワール ・・・ 2,350円
ジョセフ・クローミー タスマニア ピノノワール ・・・ 2,930円
ジョセフ・クローミー ボトリティス リースリング ・・・ 2,880円
ステファノ・ルビアナ
ステファノ・ルビアナ ステファノ・ルビアナ・ワインズはスティーヴ・ルビアナと妻のモニーク・ルビアナによって1990年に設立された小さな家族経営のワイナリーです。

ダーウェント・リバーの河口を望む壮大な眺めの葡萄畑は、北ヨーロッパの葡萄品種の栽培に理想的な条件が整った土地としてオーストラリア国内でも屈指の場所です。

小さいながらも素晴らしい葡萄畑を設立し、冷涼な気候を生かしたプレミアムワインを生産しています。スティーヴの家族は長年サウスオーストラリア州のリバーランドでルビアナ・ワインズを経営していましたが、そこを手放しより冷涼なワイン生産地を求めて、ダーウェント・ヴァレーのグラントンに移り住むことになったのです。

南緯43度に位置するグラントンでは、日中豊富な日照があり、葡萄は緩やかに起伏した丘の斜面に南北に植えられています。ダーウェント・リバーにほど近いところは、傾斜面が海抜100メートルで、冷たい風が吹き抜け春と秋の葡萄の生育期と成熟期の霜の被害を回避することが出来ます。


葡萄の栽培においては、近代的な方法で格子をつけ芽が垂直に伸びるような形に作られています。北北西の風避けは葡萄畑を作った当初から設置されています。ダーウェント・リバーの西岸は基本的な栄養分と保水力の少ない土壌で、傾斜面の上の方は主に細かいシルトの砂礫層で、赤ワイン用の葡萄の栽培に適しています。傾斜面の下の方では主に水捌けの良い土壌で、春の開花までの数週間に熱を集めておくことが出来ます。

ダーウェント・リバーは葡萄畑に穏やかな気候条件をもたらします。河の水は大きな気温差を和らげる効果があり、夏場は気温を下げ、冬は気温を上げる働きをします。穏やかな海洋性気候で、夏から秋にかけてよく晴れた日が続き、低収率の高品質葡萄を育てるための基盤を作るのに最適な環境です。葡萄への病害の危険性は非常に低く、強いて言えば渡り鳥などの餌食になるという被害に限られます。

この地域では、雨はほとんど葡萄が休眠中の冬に降り、年間雨量は600ミリを超えることはめったにないほどです。収穫は3月下旬から5月下旬の間に、それぞれの品種やワインのスタイル、シーズン状況に応じて果実が最適の熟度になったときに行います。葡萄栽培においては、多大な労力と資本が必要ですが、剪定から収穫に至るまで、すべて手作業で行います。

徹底した有機農法にこだわり、近年では害虫対策のためにホロホロ鳥を飼うなどますます生態系を大切にしたブドウ造りを行なっています。ワイナリーは葡萄畑のある敷地内にあり最新技術の設備が整っています。秋の涼しい日に収穫された葡萄は、そのまますぐにワイナリーの破砕機に運ばれ、ワインへと姿を変えていきます。
スパークリングワインやピノノワールなど、冷涼な気候を生かしたプレミアムワインは国内外での評価が大変高く、ワイン評論家ジェームス・ハリデーも常に高い評価をしています。特にステファノの造る繊細なピノ・ノワールは高く評価されていて常に90点以上の得点を得ています。
ステファノ・ルビアナのワインには、5世代にわたり受け継がれたルビアナファミリーの伝統が詰め込まれています。
ステファノ・ルビアナ タスマニア スパークリング ブリュット NV ・・・ 4,800円
 
ステファノ・ルビアナ ヴィンテージ・スパークリング ブリュット ・・・ 6,880円
ステファノ・ルビアナ タスマニア ピノ・グリージオ ・・・ 3,380円
ステファノ・ルビアナ タスマニア エステート シャルドネ ・・・ 4,368円
ステファノ・ルビアナ タスマニア コリーナ シャルドネ ・・・ 8,500円
ステファノ・ルビアナ タスマニア メルロー ・・・ 3,880円
ステファノ・ルビアナ タスマニア プリマヴェーラ ピノノワール ・・・ 3,360円
ステファノ・ルビアナ タスマニア エステート ピノノワール ・・・ 5,700円
ドメーヌ・A
ドメーヌ・A ドメーヌA、ストーニー・ヴィンヤードはピーターとルース・アーサウス夫妻の所有するタスマニア南部、コール・リバー・ヴァレーのにある20haのぶどう畑にあります。個性ある良質なワインをつくるためにぶどう作りから瓶詰まで徹底して自社にこだわっています。瓶詰後5年位の間に飲んでおいしいワインはストーニー・ヴィンヤードのレーベルで、より厳選された特定のぶどうから良年のみに造られるプレミアムワインはドメーヌAのレーベルで造られます。どちらもヨーロッパの伝統的な造り方を基本にしたスタイルのワインです。

コール・リバー・ヴァレーは首都ホバートよりわずか車で30分ほどの距離にあり、もともとこの畑は1973年に前オーナーにあたるパーク夫妻が所有していたものでした。彼らが0.5haほどの土地に良質のブドウを植えたのがこのヴィンヤードのはじまりとなります。そしてこのブドウで造られていたその時のワインに感銘を受けたアーサウス夫妻は1989年にストーニーのこの畑を購入。長い間理想的な冷涼な気候の土地を探し求めてやっとこの素晴らしい畑にたどり着いたのでした。

丘の上にあるブドウ畑は温和な海洋性気候に恵まれ、雨量も年間を通して少ない地域です。長く乾燥したおだやかな気候の中、成長期にゆっくりと時間をかけて熟したブドウは凝縮感にあふれ、そこから出来るワインは香り豊かに、繊細さと凝縮感を備えた味わいに仕上がります。

畑は北-北東向きの斜面にあり、ブドウは1haあたり6000本、北ヨーロッパで伝統的なトレリス仕立てで作られています。フドウの葉は1400mmの高さにあり、特にコール・リバー・ヴァレーのように低い南の緯度では夏の太陽の日差しを充分に取り込めるという利点があります。剪定、シュート・ポジショニング、摘葉、収穫などは全て手作業で行なわれ、コストや時間がかかっても、美しい色、繊細な香り、凝縮した味わいのぶどうを収穫するために一つひとつ丁寧に行なわれています。

ドメーヌA、ストーニー・ヴィンヤードはヨーロッパのワイン造りの伝統を基盤に、ニューワールドの最新の技術を用いてオーストラリアのその土地の個性を生かしたワイン造りを実践しているワイナリー、新旧の知恵、技術が混ざりあうことで、品種の香り、味わいなどの個性が最大限に引き出され、すばらしいクオリティーのワインが造られるのだと考えています。
ストーニー・ヴィンヤード カベルネソービニヨン ドメーヌ・A ・・・ 3,480円
ドメーヌ・A・カベルネソービニヨン ・・・ 8,800円
ドメーヌ・A・ピノノワール ・・・ 8,800円