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アフリカ大陸最南端のワイン産地であるケープ地方(ケープワイン)。全世界さまざまなワイン産地がありますが、ケープ地方ほど魅力のあるワイン産地はない。
地球上で最も植物が多く、多くの生物が生息し、多種多様な土壌を生成。大西洋とインド洋がぶつかる場所に位置し、海から冷たい風が吹く。日本のように四季があり、昼夜の寒暖差のある地中海性気候。それらすべてが、ぶどう栽培に理想的な環境となっており、南アフリカで造られたワインはユニークで、ポテンシャルの高いワインが多い。 |
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南アフリカワインというと、安いというイメージを持つ方が多いかもしれない。しかし、現在日本に輸入されている南アフリカワインは、2千円台~3千円台、中には5千円以上と、決して価格的には安くはない。
でも間違いなく言えることは、コストパフォーマンスの高さ。同じ価格で、ヨーロッパやカリフォルニアのワインでは考えられないほど高品質なものが南アフリカワインには存在する。 |
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| ドメインブラハムワイナリーは、南アフリカ・ケープタウン郊外のパール地区にある本当に小さなワイナリー。ワイナリーは、女性弁護士のヒーシーさんとブラハムさんのご夫婦で経営。彼女は白人ですが、家庭は大変貧しく、欲しい物も手に入らない状況の中で、11歳からアルバイトで家計を支え、大学まで全て奨学金で学び、優秀な女性弁護士として活躍していました。しかし彼女はそれだけでは留まりませんでした。自然が大好きな彼女は、いつか自分でワインを造りたいという想いを持っていました。そして1989年、郊外のパールに土地を買い、家を建て、ブドウの苗木を植えました。御主人のブラハムさんは、高等裁判所裁判官を退職し、ヒーシーさんのために上質なブドウの栽培に取り組みました。子供が生まれてからは、彼女にとっては都会での弁護士生活よりも、ワイン造りは自然と触れ合いながら、常に子供や家庭を見ながら出来る仕事だったからです。しかし、御主人以外の人の中には「弁護士をしていれば楽に生活していけるし、素人の女性がワインなんて造れないわ。」と笑う人もいました。 |
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2001年10月、遂に「ブラハム・シラーズ1999」が誕生し、いきなりパール地区のシラーズ大会で満場一致の金賞、同国最大のワイン大会「ヴェリタス大会」で銀賞を獲得し、たちまち国内外のホテル・レストラン・ワインショップから注文が殺到し、マスコミに取り上げられました。彼女の周囲の人達の態度もすっかり変りました。翌年2002年には、「ブラハム・シラーズ2000」が2年目にしてヴェリタス大会で金賞を受賞。さらにカベルネソーヴィニョン、ピノタージュ、シュナンブランをリリースし、これらの品種も世界各地で高い評価を受けました。2003年には「南アフリカ最優秀ワイン醸造家」に選ばれ、更に2005年に、初ヴィンテージの「シラーズ1999」が、南アフリカ最大のネダバーグオークションに選出されるという快挙を成し遂げました。現在彼女は、パール地区のワイン組合の理事長にも就任しています。彼女は、弁護士でもワイン造りでも、「女性最年少、南ア史上初の女性○○○」など、次々に歴史上の記録を塗り替えてきました。今では彼女のワインは、世界の8ヶ国に輸出されていますが、どこでも手に入らない程の大人気の商品となっています。 |
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彼女は自分のワインを通して、「たとえ貧しくても、女性でも、努力すれば夢は実現出来ます。あきらめずに自分の夢に向かって努力してほしい」ということをいつも伝えています。 ヒーシーさんは、美しくて、優秀で「南アフリカのスーパーウーマン、天才女性」と呼ばれていますが、とても優しい女性です。ドメイン・ブラハム・ワイナリーでは、夫婦二人で小さな畑を管理し、少量限定生産で丁寧にワインが造られています。
母・妻・弁護士・ワイン醸造家、一人4役の彼女の小さな魂は、今後も更に大きくなりそうです。「2002年、2003年と連続で南アフリカの最高の女性ワイン醸造家(南アフリカ史上初)」に選ばれ、2003年は男性も含めて最優秀ワイン醸造家に選ばれた(女性としては史上初)。「南アフリカワイン業界の21世紀の新しい光」として注目を浴びている。 |
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